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カンニングをして逮捕されるという珍事に見舞われた受験生君へ

カンニングをして逮捕された受験生君へ
君の最大の間違いは京都大学、早稲田大学、立教大学を受験したことだったことに気づいて欲しいと思い拙文を公にします。願わくば君の目にもとまりますように。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 大学受験生のカンニングについて実行者が偽計業務妨害罪で逮捕という刑事事件になった。近年まれに見る珍事であった。
 「業務妨害罪」の適用を拡大するきっかけを警察・検察は作り、財界はそれを歓迎し、その空気を読んだイデオローグたちが、捜査・逮捕の正当性を声だかに喚いている。
 マスメディアの論調には、大学の自治の精神と歴史を顧みる気配は皆無である。たかだか、逮捕までしなくてもよかったのに、という程度の解説記事が、焦点の惚けた記者の良心の現れのように見える。
 加えて、国民の安心安全意識(現状肯定、保守意識の基盤)に対して、それを脅かすネットワーク犯罪という「外敵」「エイリアン」の危険性をすり込み、現状保守志向を助長する得難いチャンスとばかりにうごめく輩もいた。

 幸いなことにそうした情況を代表してくれるかのような作文を発見した。とりあえずそこで強弁されている論点を洗うことで、私たちの問題としての「カンニング犯罪化事件」を立て直してみたいと思う。

 洗う対象は、ウェブの「現代ビジネス」 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2214 に「緊急寄稿」と銘打って出された、東大の玉井教授の作文「「カンニングを刑事事件したのはおかしい」なんて的はずれ!京大入試業務妨害事件「犯人逮捕」は間違っていない」(2011年03月07日(月))である。
この玉井という教員はこのメディアの常連らしいが、他の作文および彼の業務上作成した作文には一切触れない。時間が惜しいだけの理由だが、ヒマのある人は当ブログを読み終えた後に、彼の業務上作成した作文(一般に学術論文とか言われている)にも目を通すことをお勧めしておく。

では、はじめよう。

※ 以下、玉井の当該作文からの引用は「赤字」で表記。かつ、センテンスを途中で切った場合、そこに言葉を加えず、単純に列挙する。
※ 資料等を一切参照せず、脳内カンニングだけで書いたので、本文の中に玉井の作文以外からの引用とおぼしき表現があったとしても、記憶カンニングゆえお許し願いたい。
※ なおこの拙文は断りなしに書き換えることがあることもお断りしておく。


当初は組織的な犯罪の可能性もあった
だとしたら、徹底的に調査した上で、二度と起こらないようにする必要が
犯罪捜査を専門にする社会組織、即ち警察に調査を委ねるのが、国民の税金で運営されている国立大学にとっては当然の措置


 いきなり大上段にはじまっている。組織犯罪の可能性があったのだそうである。京都府警と相当緊密な連携をとれている学者なのだろう。そうでもなければそのような極秘情報は手に入らない。と、まずは上段には冗談で返しておこう(笑)。
 だがしかし、現実には、そのような抽象的かつ漠然とした「可能性」などという机上の妄想では警察は動いてはならないし、また事実動くことはない。
 野外公園で施設のトイレが遠いため我慢できず近くの木陰で立ち小便した私を、公園管理者が軽犯罪法違反および業務妨害で警察に通報するかしないかは、彼が私の立ち小便についてTVのワイドショーで仕込まれた組織犯罪の先入観からそれとの関係を妄想するかしないかにかかっているというような「可能性」である。そのような可能性を前提に警察が動いてよい法治国家は紛れもなくGestapo&KGB国家である。
 そうした可能性については刑法学と司法行政の世界では、玉井が妄想するよりももっと強い蓋然性が要求されている。「当然の措置」には当然当たらない。


 業務妨害というのは、他人、この場合は京都大学の業務を妨害する犯罪です。
採点作業の傍ら、ヤフーで出た回答との照合を行い、疑わしい答案を特定したと報道
それだけで、「業務」への妨害は充分


 実質的な業務妨害はなかったとした同志社大学の見解へのコメントを求めたところ、京大のことを論じているのに別の大学のことを持ち出すのは筋違いと玉井はツイッターで抗弁した。そもそも、他の大学でもやっている、常習性がある云々と警察の捜査を正当化するために他大学のことに触れたのは本人自身である。都合が悪くなるとあざやかに転身する官僚の典型的言説である。
 しかも、妨害されたとする京大の業務について、実は玉井は何も知っていないのである。大手マスメディアの記事の表現をそのまま事実であるかのように利用しているだけである。読みようによっては、「マスコミで報道されたというそのことだけで妨害があったことは充分認識できる」と言いたいようにも見える。なんのことはない、私は大手マスメディア信者なのであると告白しているだけの作文なのだ。

 私は抗議の意図も込めて京大に電話を入れた。対応してくれた職員の説明からは、警察沙汰にしなければならないほどの迷惑は生じていないという印象を確かに得た。事実、「同じ被害」を受けたとされる同志社大学は「被害は僅少、警察の捜査は必要ない」と発表した。京大の職員の能力が低すぎて、同志社とは比較はできないというのは言い訳にならないだろう(笑)。
 複数の弁護士にもさまざまな案件に対応してきた経験から見たコメントも得たが、「たいした被害とは思えない」「通常であれば警察は動かない」とだれもが口を揃えた。
 
 このようなことで大学が警察に処理を委ねるのが正当かつ当然であるならば、大学構内は常時毎日警察の捜査が必要になるのではないか。些細な器物破損、機器の紛失、自転車事故・・・果ては遅刻による授業妨害=業務妨害とか。ましてや、それらが組織的な犯罪の可能性が絶対ないとはだれも言えない。笑
 そうそう、大学は組織犯罪の巣窟だ!玉井もそうだが、一般に東大の教員は人事院規則で定められている出勤簿に毎日押印していない。ふつう公務員が出勤簿への押印をおこなわない場合、欠勤になる。給料も差し引かれる。ところが玉井は全額規定通り支給されている。おかしなことだが現実だ。・・・ええと、なんの話だったかな・・・あ、被害の話かw

 「照合を行い、疑わしい答案を特定」という記者の作文をもって、実際に過重な負担が生じたかのように決めつけるのは、一般社会ではふつうに馬鹿という。まさか東大教授が馬鹿だとは思いたくないが、事実には忠実であらねばなるまい。

 ただ、この論点においては、玉井が巧妙に隠している本当の狙いが顔を覗かせていることは指摘しておこう。本来であれば警察沙汰になどならない事件がたまたま浮上した。(本当にたまたまかどうかは今後の調査次第だが)それは「ネットワーク犯罪」だ。これは業界を拡張させるネタだ。同業者仲間と議員と官僚と財界に関心を持たせるチャンスだ。彼は一般国民など相手にしていない。ひょっとすると京都府警には日常的に助言する関係にあった可能性もある(玉井流可能性だがw)。いわば、自分の業界の商品が売れやすい環境を作ることをきちんとやっているというわけである。大学の教授なんてのはたいがいそうした計算で動いている。ネットワーク犯罪だ、よし一押ししよう、というわけである。


業務妨害罪は故意犯ですのでその成立に故意は必要ですが、「意図」は必要ありません。
業務を妨害する意図がなくとも、未必の故意があれば、業務妨害罪は成立
未必の故意の有無は、被疑者を取り調べないと、判断できません。
よくよく取り調べてみないと断定できることではないので、警察の捜査が必要


 故意犯とか専門用語を意図的に混ぜることで読者を、プロに対する一般人意識へと腰を引かせる効果を狙い、かつ、検察の調書取りへの賛歌をさりげなく吹聴する。なかなか印象操作には長けているようだ。

 ところがそのロジックはあまりにも幼稚である。「よくよく取り調べてみないと断定できることではないので、警察の捜査が必要」という一般的表現は、それだけをとれば抵抗なく読めてしまう。しかし、それは前提が省略されているのだ。大学が未必の故意の有無に関心を持つという前提だ。
未必の故意の有無は大学では調べられないから警察の捜査が必要という論法だからである。
 なぜ、大学がそんなことに興味を持たねばならないのか?玉井の屁理屈を成立させるためである(笑)。

 いまさら私から警察、検察の取り調べの問題を指摘するまでもなく、読者の100%がこの調書取りへ賛歌に、官僚どうしの仲間意識を読み取るだろう。可視化が必要なのは警察、検察だけではなく、官僚ネット全体だということがよくわかる例である。

 今どき、警察、検察の取り調べ(調書作成)をこれほど手放しに顕揚する法学者は珍しい。その度胸は認めよう(笑)。だが、警察の捜査、逮捕、留置、検察の調書取りで若者が更生するチャンスを徹底的に失う危険性こそ、科学者であったらならば指摘すべきことがらではなかったか?

弁当千個のニセ発注と同じ

 読者を説得しなければならないという使命感から持ち出したたとえ話が弁当千個である。カンニングと同じだという。どこが同じか、抽象的な「偽計」という作為と抽象的な「被害」という事態だけである。
刑法のテキストなどで偽計業務妨害罪の説明として、よく寿司屋に架空の大量の注文をして配達させたといった事例などがいくつか挙げられている。どれも、業務の遂行そのものに直接的な打撃を与える行為である。しかも業務の妨害を狙った意図的行動である。一般に刑法通説では、このように明確かつ悪質な行為だけを処罰の対象とする解釈がとられている。

 試験会場という管理された場で、たかだか不正な方法で答案を作成したというだけであって、入試そのものは何も妨害されていない今回のケースを、弁当千個と同列に論じることができると思う判断力は受験生にも劣るに違いない。この男は印象操作に長けているだけであり、科学的思考はまったくできない人間である。

 つまりこの男の緊急寄稿なる作文は、東大教授の単なる小遣い稼ぎではなく、高邁な専門知識による啓発でもなく、科学的思考をいっさい排除した目的意識的プロパガンダである。


受験生は学外者であり、自治の対象ではありません

 これはもう刑法とか大学自治とかプロパガンダ以前の、単純な日本語の問題である。国立大学の入試が非権力的公務だから業務妨害が成り立つ可能性はある。だが、だからこそ、入試そのものが大学の自治の範疇の業務であり、カンニングをどう定義し、それをどう扱うかはまさに大学の自治の問題である。その試験が受験生などいなくても成り立つ、カンニングが受験生などいなくても起きるのであれば、ぜひ玉井妄想学教祖に実現してみせてほしいものだ。
 「学外者である受験生」という単語と「大学自治」という単語を並べて、一方に他方は含まれないという表現のおかしさは尋常ではない。はなから「学外者」というのだから算数的には含まれるわけがない(笑)。彼の受験生は自治の対象ではないと言う表現は、実は日本語になっていない。
 それだけではない。大学の自治についてそれ以上何も触れずに、警察の捜査とそれへの大学の協力を褒め称えていることから、この男が大学の自治など一度もまともに考えたことがないことがわかる。
 大学の自治については今回は詳しくは論じない。敗戦から1969年頃までの間、学内に警察が入ることさえ厳しく自制してきた歴史には十二分に意味があった。単に大学の自治に留まらず、日本社会の民主主義のひとつの象徴でもあった。「苦汁の決断」で一時期警察機動隊の学内導入が起きたが、あくまでも緊急避難であるという意識は関係者に一定の間は共有されていた。
 近年たしかに「大学の自治」はおかしくなった。中曽根内閣以降の文教政策によって官僚的学内統制が浸透し、やがて小泉新自由主義路線を受け入れることになる産学提携路線が定着し、ついに大学はただの商売のひとつであるかのように振る舞う大学さえ出現した。
大学の自治なる理念が、本来の使命(思想信条の自由、表現の自由の象徴)とは逆に自分たちの特権性を擁護する堕落した機能をも肥大させてきたことも事実だ。

 だが、今回、同志社大学がその理念の片鱗を実際に見せ、思い起こすチャンスをくれたように思う。
 別途機会をみてこのことは論じてみたい。

先を急ごう。

逮捕は適切だった
逮捕というのは犯罪捜査の一環に過ぎず、それ自体は処罰ではありません


 自分の書いた教科書の文章を読めば、現実に起きていることの説明になるという、とんでもない錯誤である。と、同時に、官僚によく見られるタテマエだけを述べて現実の説明とすり替える典型でもある。
 詳しい説明は不要だろう。教科書通り、逮捕が捜査の一環に過ぎず、それ事態は処罰でないならば、たとえばなぜ誤認逮捕で職を失い、家族が離散し、マスコミにプライバシーを書き立てられるという事態が繰り返し起きているのか!この男は理論表現と現実把握の区別もわからないらしい。

 共犯者の有無を調べるためにも、差押や逮捕を含む、強制捜査が必要だった
仮に外部に共犯者がおり、しかも組織的な犯行だったとしたら、入学試験というシステムに与える影響は重大です。そのような背景がなかったかどうか、徹底的に洗わねばなりません。


 共犯者がいるかいないかわからないから、組織的な犯行かどうかわからないから、差押や逮捕を含む、強制捜査が必要だって? 馬鹿か!推定無罪の原則の下に捜査は行われねばならないのであって、共犯者の存在や組織的犯行や証拠の隠滅の恐れが強く疑われる場合にだけ強制捜査が許されるのである。わからんからやってみるしかないだろう、というのは例の特捜部の十八番である。

本人の出身地、出身高校や予備校、さらに家族関係や恋愛遍歴のたぐいまで報道されているとのことですが、まったく不当としか言いようがありません。
そろそろ止めてはどうですか、とマスコミの方には申し上げたい。

 官僚学者といえども人間だ。さすがにここまで書いて、良心が疼いたと見える。この一文だけは小生も素直に読むとしよう。
 ただ、この男が本心から心を砕いているわけでないことは明らかである。「報道されているとのことですが」と、事実関係を確認する気もないのだがいちおうかっこつけないとやばいから言っておこうという魂胆が透けて見える。

 そして彼は受験生に立ち直りを期待するとしめくくっている。他のだれも考えつかなかった手段で、他のだれもやったことのない方法で、やってのけた能力は、ペーパーテストの成績を数十倍してもまだ足りない高度な能力である。そういう君を「更生」するのはたぶんとてつもなくやっかいな仕事だろう。玉井には到底理解できない。

 これが東京大学先端科学技術研究センター知的財産権部門教授の学識の実態である。

カンニングをした受験生君、
 君を逮捕させた社会はこうした連中によって支配されている。私はこれを構造的な暴力だと思う。君はたしかに不正をした、だれにも真似できないユニークな方法を考え出し、それを4回も成功させた。私は君がうらやましい。君の充実感、達成感の欠片を共有したい。だが、君は暴力に負けた。そのことをぜひ考えてほしい。君のこころが折れないことを強く願っている。そして可能であれば、来春もう一度受験して欲しい。私は同志社大学の受験をお勧めしたい。負けるな!
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テーマ : 刑事事件・裁判関連ニュース
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No title

玉井さんの文章と比較しながら楽しく読ませてもらっています。
今回の”偽計”業務妨害について質問なのですが、

>>妄想するよりももっと強い蓋然性が要求されている。「当然の措置」には当然当たらない。

どの程度の蓋然性があれば警察に調査を出すべきと考えていますか?

>>国立大学の入試が非権力的公務だから業務妨害が成り立つ可能性はある。だが、だからこそ、入試そのものが大学の自治の範疇の業務であり

大学の自治の範疇の根拠としてのここの繋がりがよく分からないのですが。


>>逮捕というのは犯罪捜査の一環に過ぎず、それ自体は処罰ではない

刑訴上の事を言ってるだけではないんですか?
もしそうじゃなかったら事実認識が欠けすぎですね・・・。

>>共犯者の存在や組織的犯行や証拠の隠滅の恐れが強く疑われる

逮捕前でも疑われていなかったんですか?

>>他のだれも考えつかなかった手段で、他のだれもやったことのない方法で、やってのけた能力

誰でも考え付くけど、リスクが大きくてやらない事を恐れずにやってばれちゃった能力ですね。


最後に、もし逮捕せずに4大学のみで調査を行ったと仮定して、

対応が遅れて、精神的に不安定だった受験生が自殺してしまった場合、
あのyahoo知恵袋を見ていたのが実は複数居て、他の受験生は解答を参考にしただけで自分の言葉で書いて、答案比較だけの大学の調査を掻い潜り、逮捕された受験生だけそのままコピーして逮捕(笑)

なんてことも有り得ると思うのですが、それでも逮捕はしない方が良かったのでしょうか?

Re: No title

>玉井さんの文章と比較しながら楽しく読ませてもらっています。
>今回の”偽計”業務妨害について質問なのですが、

 うぅ、痛いところをw 出だしが間違っていましたね。「威力」ではなく「偽計」です。なぜ出だしだけ間違えたか・・・よくある新聞の大見出しの誤植の心理でしょうかね~(^_^;)

>>妄想するよりももっと強い蓋然性が要求されている。「当然の措置」には当然当たらない。
>どの程度の蓋然性があれば警察に調査を出すべきと考えていますか?

 「調査」というのは「被害届」のことですね。被害届は「蓋然性」とは無関係です。
 「強い蓋然性が要求されている」については、判例を紐解くことをお勧めします。抽象的な説明だと言葉遊びになってしまうことがあります。それを前置きしたうえであえて言えば、組織犯罪や共犯者の存在を伺わせる客観的な手がかりの有無です。妄想・空想上のありえるかもしれないといった可能性とは異なります。

>>国立大学の入試が非権力的公務だから業務妨害が成り立つ可能性はある。だが、だからこそ、入試そのものが大学の自治の範疇の業務であり
>大学の自治の範疇の根拠としてのここの繋がりがよく分からないのですが。

 権力的公務は自己執行能力(強制力)を持つので、そこにおいては業務妨害は成立しないとされています。国立大学の入試がどっちなのかは見解が分かれる可能性もありますが、私は非権力的公務だと認識します。強制力が弱いということは、当然そこに自治の範疇が認められます。そしてその自治は相手(受験生)を含めて執行される業務ですから、受験生も自治の担い手です。
 またカンニングを禁止している以上はカンニングを未然に防止する措置が必要です。何もしないで号令だけかけたのでは不作為を問われます。だから監督者や補助者を配置したりしていますね。今後は携帯電話についてもなんらかの措置が大学側に求められるでしょうが、最高学府が知的ツールの不正利用を未然に防止できなかったことは、悪用した側だけが一方的に攻められるものではありません。

>>逮捕というのは犯罪捜査の一環に過ぎず、それ自体は処罰ではない
>刑訴上の事を言ってるだけではないんですか?
>もしそうじゃなかったら事実認識が欠けすぎですね・・・。

 一般論としては教科書の祖述ですね。しかし、彼の文脈はあきらかに今回の逮捕のケースの説明です。そういう言い方で済ませると思うあたり、まさに官僚なのだと思います。

>>共犯者の存在や組織的犯行や証拠の隠滅の恐れが強く疑われる
>逮捕前でも疑われていなかったんですか?

 ワイドショー的な空想ごっこと刑事手続きはかなり異なります。
 痴漢常習犯の警察官が○○と感じたから、思ったから逮捕できるなどという恐ろしい社会では困りますよねw

>>他のだれも考えつかなかった手段で、他のだれもやったことのない方法で、やってのけた能力
>誰でも考え付くけど、リスクが大きくてやらない事を恐れずにやってばれちゃった能力ですね。

 「考え付く」というのはそれこそ後出しジャンケンだと思います。少なくとも私の周囲の人、この件で会話した人のすべてが、そんな方法があったのか!という驚きを見せています。カンニングがばれたらその場でアウトです。彼はいくつかの大学に合格しています。カンニングそのものはばれなかったのです。

>最後に、もし逮捕せずに4大学のみで調査を行ったと仮定して、
>対応が遅れて、精神的に不安定だった受験生が自殺してしまった場合、
>あのyahoo知恵袋を見ていたのが実は複数居て、他の受験生は解答を参考にしただけで自分の
>言葉で書いて、答案比較だけの大学の調査を掻い潜り、逮捕された受験生だけそのままコピー
>して逮捕(笑)
>?なんてことも有り得ると思うのですが、それでも逮捕はしない方が良かったのでしょうか?

 想像は絶対的自由なので、コメントしようがありません。
 ひとつ言えることは、今回のケースの逮捕が適法な運用とされ定着した場合、労使関係、企業と消費者の関係に大きな変化をもたらす可能性もあると考えます。業務妨害罪はストライキ等に対抗する手段としてこれまでも繰り返し利用されてきました。決定的に使いやすくなります。カンニングよりも軽微な「業務妨害」など思いつきません。こういうことの繰り返しによって社会が作られているという自覚が大切です。

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